Semana Santa, Madrid
セマナ·サンタ Semana Santa とは日本語で聖週間のことで日本で知られているイースターのこと。『キリストが十字架上で処刑される受難と復活を祝う伝統的な宗教祭り』です。
そんなスペインの重要な宗教祭りセマナサンタを今年はマドリードで体験したので、その様子をブログにします。
キリストの受難と復活の聖なる一週間
セマナ·サンタは一週間かけて、曜日ごとにキリストの受難と復活にまつわる礼拝や宗教行列が執り行われます。
深い太鼓や吹奏楽の音が町に響きわたる中、キリスト像やマリア像の山車を信者たちが背負い、重々しい雰囲気で町を練り歩く《プロセシオン Procesión》という行列が独特です。
キリスト十字架刑の前夜と最後の晩餐とされる聖木曜日、キリストが十字架上で処刑されたとされる聖金曜日は特に重んじられ、人々の熱気は最高潮になります。スペインでは祝日にもなります。
【追記…2020年4月12日】
新型コロナの影響で外出禁止中のスペインのセマナサンタ…。
深い太鼓や吹奏楽の音が町に響きわたる中、キリスト像やマリア像の山車を信者たちが背負い、重々しい雰囲気で町を練り歩く《プロセシオン Procesión》という行列が独特です。
キリスト十字架刑の前夜と最後の晩餐とされる聖木曜日、キリストが十字架上で処刑されたとされる聖金曜日は特に重んじられ、人々の熱気は最高潮になります。スペインでは祝日にもなります。
【聖週間の宗教行事】
El Domingo de Romos: 棕櫚シュロ(椰子)の日
El Lunes Santo: 聖月曜日
El Martes Santo: 聖火曜日
El Miércoles Santo: 聖水曜日
El Jueves Santo: 聖木曜日 最後の晩餐
El Viernes Santo: 聖金曜日 受難の日、ゴルゴダの丘にてキリスト十字架刑
El Sábado Santo: 聖土曜日 安息日、(受難から復活へ)復活徹夜祭
El Domingo de Resurrección: 復活祭、セマナサンタ最終日
私が体験したマドリードのセマナ・サンタは聖土曜日。十字架刑で亡くなったキリストが受難から復活をしのぶ復活徹夜祭とされる日です。
黒いマントに身を包み嘆き悲しむ聖母マリアが、グランビアのメトロポリタン前の「Iglesia de la Concepción Real de Calatrava教会」を出発し、「Real monasterio de la Encarnación教会」から出発した亡きキリストと「ヴィジャ広場Plaza de la Villa」で再会します。
聖母マリア像と亡きキリスト像の行列が到着する前、マドリードの旧市街でも特に古い地区にあるビジャ広場はとても厳かな空気に包まれていました。
深い太鼓の音が近づいてきて、両手を広げれば両壁に手が届きそうなくらい狭い路地から、信者に背負われた聖母マリアが静かに姿をあらわしました。
そして聖母マリアと亡きキリストとの対面です。
左手前:黒いマントに身を包んだ聖母マリア
右の奥:赤い衣装の信者たちに背負われたガラスの棺に眠る亡きキリスト
聖母マリアと亡きキリストが正面に向けられて再会している様子を、周囲の人々は静かに見守っていました。
再会の儀式のあと、また出発した教会へゆっくりと行列は進んで行きました。
聖母マリア像はあたりが暗くなってから出発した教会に戻ってきました。暗闇の中に僅かな光に照らされる聖母マリアの嘆く表情は幻想的で美しく印象深かったです。
今回私が体験したのは聖土曜日プロセシオン。曜日によってキリスト像やマイア像のプロセシオン(宗教行列)が違います。とくに聖木曜日と聖金曜日は、沈黙の中の熱狂が最高潮に達し感動的なので見ごたえがあります。
スペイン全国で開催されるセマナサンタ。この時期にスペインを訪れるなら、スペインをより深く感じれる現地ならではの体験としておすすめです。
マドリードの聖週間と人々
教会を出発する聖母マリア像
私が体験したマドリードのセマナ・サンタは聖土曜日。十字架刑で亡くなったキリストが受難から復活をしのぶ復活徹夜祭とされる日です。
黒いマントに身を包み嘆き悲しむ聖母マリアが、グランビアのメトロポリタン前の「Iglesia de la Concepción Real de Calatrava教会」を出発し、「Real monasterio de la Encarnación教会」から出発した亡きキリストと「ヴィジャ広場Plaza de la Villa」で再会します。
セマナサンタの象徴:三角帽子で顔を覆う信者
La Mantilla negra
伝統的な黒い刺繍入りベールを身につけるセニョーラ
聖母マリアと亡きキリストの再会の場面
Plaza de la Villa, Madrid
聖母マリア像の行列はアルカラ通りにある教会を出発し、ソル広場を通り〜マヨール広場周辺の路地を通り、中世の雰囲気がいまだに残る小さなビジャ広場へと進みます。
聖土曜日のプロセシオンの道順
細い路地から静かに姿をあらわした聖母マリア
聖母マリア像と亡きキリスト像の行列が到着する前、マドリードの旧市街でも特に古い地区にあるビジャ広場はとても厳かな空気に包まれていました。
深い太鼓の音が近づいてきて、両手を広げれば両壁に手が届きそうなくらい狭い路地から、信者に背負われた聖母マリアが静かに姿をあらわしました。
そして聖母マリアと亡きキリストとの対面です。
聖母マリアと亡きキリストの再会(ビジャ広場、マドリード)
左手前:黒いマントに身を包んだ聖母マリア
右の奥:赤い衣装の信者たちに背負われたガラスの棺に眠る亡きキリスト
聖母マリアと亡きキリストが正面に向けられて再会している様子を、周囲の人々は静かに見守っていました。
再会の儀式のあと、また出発した教会へゆっくりと行列は進んで行きました。
幻想的な夜の聖母マリア
聖母マリア像はあたりが暗くなってから出発した教会に戻ってきました。暗闇の中に僅かな光に照らされる聖母マリアの嘆く表情は幻想的で美しく印象深かったです。
今回私が体験したのは聖土曜日プロセシオン。曜日によってキリスト像やマイア像のプロセシオン(宗教行列)が違います。とくに聖木曜日と聖金曜日は、沈黙の中の熱狂が最高潮に達し感動的なので見ごたえがあります。
マドリードのセマナサンタの様子 by youtube.com
スペイン全国で開催されるセマナサンタ。この時期にスペインを訪れるなら、スペインをより深く感じれる現地ならではの体験としておすすめです。
マドリードの宗教祭りセマナ・サンタ情報と一言メモ
マドリードを練り歩くプロセシオン
●セマナサンタは移動祝祭日です。毎年日程が変わるので注意が必要です。
●セマナサンタはとても厳かな雰囲気です。周囲の雰囲気に合わせましょう。
●曜日ごとにプロセシオン(宗教行列)が違います。事前にキリスト像やマリア像、そしてルートや時間などのスケジュール確認することをお勧めします。
●プロセシオンは予定時間通りにならない場合がよくあります。忍耐力も必要です。
●セマナサンタ開催中は施設や交通事情が変わる場合があります。マドリードも混雑しますので、現地情報をチェックすることをお忘れなく!
Semana Santa en Madrid
マドリードのセマナ・サンタ情報
【追記…2020年4月12日】
新型コロナの影響で外出禁止中のスペインのセマナサンタ…。
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