美味しく学ぼう!マドリードで自然派スペイン手作りチーズの試食会!【Talleres de Quesos de Campo y Artesanos】


用意された試食用スペイン自然派チーズ

マドリード旧市街を羊や山羊たちが行列で進むパレードは必見♪ これはトラスウマンシアと呼ばれるスペインの伝統移牧。現在では減りつつある移牧業と伝統移牧ルートの保存を訴えるため、マドリードではトラスウマンシア祭りとして毎年10月に開催されます。

羊たちのパレードの様子はこちらのブログ記事をどうぞ↓
★関連記事:1500頭を超える羊たちがマドリードにやってきた!Fiesta de la Trashumancia

今年もマドリードでトラスウマンシア祭りが開催されました!町を進む羊たちのパレードの他にも、マドリード市庁舎では、大人も子供も伝統的な移動式放牧を楽しみながら学べるイベントも合わせて開催されました。

マドリード市庁舎のイベント会場


マドリード市庁舎で開かれたチーズセミナー会場案内

イベントの一つに、スペイン各地で作られる自然派手作りチーズのセミナーが開催されていたのを発見!嬉しいチーズの試食付きということもあり、ウキウキしながら参加してきました♪

  チーズを美味しく食べる基本

チーズソムリエの講師の方
チーズのテイスティング方法:
外観:見た目を観察
感触:触ってみてテクスチャーなども観察
香り:素材や熟成からくるアロマを分析
味わい:食感や味のバランスや余韻などを分析

チーズの保存方法:
一般家庭の場合は、チーズ専用包装シート、もしくはオーブン料理で使うクッキングシートにチーズを包むと良いそう。冷蔵庫で保存の場合は、匂いが広がるのを防ぐため、さらにタッパーなどに入れ蓋をして野菜室で保存する。食べる20分前に冷蔵庫から出し常温にしておくと良い。
冬など涼しい場所があればそこで保存もOK。1日一回ひっくり返す。持ち運びで短時間の時以外は、できるだけビニールやラップで包まない。

チーズの外側の皮:
基本的には全て食べられるらしいのですが、カビの取り扱いに慣れていない方は、カビ、みるからに上質じゃなさそうなカビが生えて来たらその部分は取り除く。

チーズの切り方:
外側の皮や、中心部の熟成が少ない部分の差が出ないようにカットする。中心部分は原材料の味わい、外側は発行による味わい。カットにムラがあると、食べる部分によって味わいの違いがでる。また、特殊なチーズはそれぞれ食べ方があるので、購入時にお店でアドバイスしてもらう。

ワイヤー付きチーズカッターを使うと綺麗にカットしやすいそうです。

  試食したスペインチーズのご紹介

今回セミナーで試食したのは全てスペイン産の自然派チーズです。大人も子供の混ざってのセミナーが始まりました。

1. wellDone (Espartinas, Sevilla)

ウェルダン(セビージャ産)

搾りたてのフロリダ種山羊のフレッシュ乳から作った南アンダルシア地方セビリアのチーズ。その昔、土地に移住してきたバイキング達が作ったと言われるチーズ。古いレシピを復活の成功、ラベルは帆の部分が半分にカットされたチーズ、下の長細い部分はバイキングの船をイメージしてあるそう。

ふんわり雪のような舌触りでクリーミー。くるみ、柑橘系、はちみつ、ハーブを思いおこす柔らかでコクのある味わい。

2. La Caperuza (Bustaviejo, Madrid)

ラ·カペルサ(マドリード産)

エコな環境で自ら育てたマラゲニャ種山羊のフレッシュ乳から作ったマドリードの山岳地帯のチーズ。この時期はどんぐりも食べるそう。良質な原料を熟成し柔かななコクが素朴とても食べやすい。ラベルには山羊と山羊飼いの姿が印されています。

3. Cueva de la Magaha (Jayena, Granada)

クエヴァ·デ·ラ·マガハ(グラナダ産)

テハダ国立公園のこだわりの牧草を食べ、自家酪農で育てたマラゲニャ種山羊のフレッシュ乳から作ったアンダルシア地方グラナダのチーズ。ハーブの香りが特徴的なしっかりした味わい。

4. Campo Marina (Mérida, Badajoz)

カンポ·マリナ(バダホス産)

地元の限定地区で育てらた山羊のフレッシュ乳から作ったエクストラマドゥーラ地方バダホスのチーズ。マッシュルーム、シリアルのような香り。くるみなどのナッツ、塩水でチーズを洗うので塩味が少し強めですが、チーズに甘さも感じられ微妙なバランスが美味しい。

5. Terra de Airas Moniz (Chantada, Lugo)

テラ·デ·アイラス·モニス(ルゴ産)

自家酪農ジャージー種のフレッシュ牛乳から作ったガリシア地方ルゴのチーズ。アメリカではバター用にされる牛乳だそうで、色も味わいもしっとりしたバターのよう。

6. Cortijo de Pavón (Santa Maria de Guía, Las Palmas de Gran Canaria)

コルティホ·デ·パボン(ラス·パルマス·デ·グラン·カナリア産)

DOP Quesos de Guía. 原料はフレッシュ羊の乳で8ヶ月洞窟で熟成されて作られたカナリア諸島のラ·パルマ·デ·グラン·カナリア北部のチーズ。

羊たちが育つ環境は緑豊かでまるでスイスのようだそう。実際に行ったことはないけれど、ネットで検索したら、ほんと素晴らしい景色でびっくりです。熟成された黄色。味わいはふっくらしたキャラメル、ナッツ、コクがあって複雑で美味しい♪

7. Cortijo Caideros (Santa María de Guía, Las Palma de Gran Canaria)

コルティホ·デ·カイドロス(ラス·パルマス·デ·グラン·カナリア産)

DOP Queso Flor de Guía. 原料はフレッシュ羊の乳。移牧をしながら飼育した羊のフレッシュ乳から作られる、ラス・パルマス·デ·グラン·カナリアのチーズです。とてもクリーミーなチーズなので、スプーンで食べます。

味わいはマッシュルーム、バター、心地よい苦味。もっちりしたテクスチャー。熟成した外皮を食べば忘れられない深みのある味わい♪ 何度もワール·ドチーズ·アワードで金賞を受賞しているそうです。

  チーズはやっぱり美味しい♪


原材料の表記(Origen de la Lecha):2019年1月からチーズ生産の原料となる乳の酪農家名、販売業者名をラベルに記載することが義務づけされるそうです。私も消費者の一人として、商品について理解を深め、安心してチーズが買えるのを期待しています。

ちなみに今回のセミナー講師の方達は、チーズ·ソムリエさんスペイン自然派チーズの生産者らのチーズのエキスパートの方達ばかり。大人も子供も混ざっての和やか雰囲気のセミナーでしたが、内容はとても濃いものでした♪

お隣に座った6歳くらいの少女は、チーズの匂いを嗅ぐたびに「臭い!足の匂いがする!」とか言いながら、「でも、チーズはやっぱり美味しいね♪」と、にっこりペロリと全てのチーズを食べちゃってました!

自然の恵みの中で伸び伸びと育った乳を原料とし、ていねいに手作りされた今回の自然派チーズでしたが、美味しいものはやっぱり美味しいわねっ☆

Fiesta de la Trashumancia, Madrid
Fiesta de la Trashumancia
トラスウマンシア祭り

Red Queserías de Campo y Artesanas

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