鬼才ガウディの建築の世界へ。世界遺産サグラダ·ファミリア教会を久しぶりに訪れて!【Basílica de la Sagrada Família, Barcelona】

Basílica de la Sagrada Família, Barcelona

バルセロナを訪れる理由の一つに《サグラダ·ファミリア教会》を見てみたい!という方は多いのではないでしょうか?

私が初めてバルセロナを訪れた時もそう。まだ、スペインに在住するなんて想像もしていなかった頃(微笑)、2005年にサグラダ·ファミリア教会が世界遺産に登録される以前の頃です。初めて目にした時の衝撃は、今でも忘れられません!

あれから何度もバルセロナへ訪れているけれど、サグラダ·ファミリア教会へは、あの時一度っ行ったきり。今回、日本からスペインに来るお友達とバルセロナで合流する事になったので、久しぶりにサグラダ·ファミリアを訪れてみました♪



  サグラダ·ファミリア教会のはじまり
サグラダ·ファミリア教会のキリスト像

サグラダ·ファミリアの歴史は1866年に遡ります。1866年民間カトリック団体サン·ホセ協会が設立され、1874年以降から貧しい人達のための教会建設を計画し始めます。1881年、現在あるサグラダ·ファミリアの土地を寄付により購入します。

1882年3月19日に着工。スペインでは3月19日は《サン·ホセの日=父の日》で祝日です。サン·ホセ San José は、聖母マリアの夫でイエス·キリストの養父です。サン·ホセの日は、家族(ファミリア)に貢献する父親に敬意を払う日とされています。

  サグラダ·ファミリアの建設

森をイメージして設計されたという教会内部

初代の建築家はビジャール Francisco de Paula del Villar y Lorenzo です。彼は翌年辞任し、1883年から31歳だった無名建築家アントニオ·ガウディ Antonio Gaudí が設計を引き継ぎ、鬼才ぶりを発揮する事になります。

1926年に路面電車事故で亡くなるまでの43年間、ガウディはサグラダ·ファミリア教会の建設に生涯を捧げたそうです。100年前のモデルニスム建築様式による独創的なガウディの教会建築ですが、当時のガウディ設計図や資料を元に、現在でも建設が続いています。

  ガウディの作品群と世界遺産

世界遺産《生誕のファサード》

モデルニスム建築様式の最高峰といわれるサグラダ·ファミリアの一部《生誕のファサード》《地下聖堂》、2005年「アントニオ·ガウディの作品群」として世界遺産に登録されています。

素晴らしい天使の彫刻は外尾氏の作

生誕のファサードにある天使の彫刻は、日本人彫刻家の外尾悦郎 Etsuro Sotoo 氏の作だそうです。キリスト誕生の彫刻を囲むように、ハープ、ギター、笛、バイオリン、ファゴットなどの楽器を演奏している天使たち。そして楽しそうに合唱する天使たちは喜びに満ち溢れ愛くるしく、まるで音楽が聞こえてきそうな感じです♪

お祈りを捧げる方のみ立入れる地下聖堂

地下聖堂はお祈りを捧げる方だけの神聖なる場所。上からで失礼しましたが美しい聖堂の様子を垣間見ることができました。

ブドウの葉と熟した房をつつく鳥の様子を描いたモザイクが印象的です。秋から冬に変わる季節の頃にみられる、紅葉したブドウの葉そのものの色彩です。


  サグラダ·ファミリアで使われる用語

教会内部からみる生誕の門側

サグラダ·ファミリア教会(聖家族贖罪教会)には、各国語で案内がありました。日本語案内もありましたので、その中からいくつか用語を引用しておきます。
引用:サグラダ·ファミリア教会内公式日本語案内「ようこそ」より

後陣祭壇とそれを取り巻く周歩廊、七堂の礼拝堂と聖歌隊席で構成されています。祭壇付近ではオルガン、斑岩製の主祭壇ならびに、その上に配られた天蓋からぶら下がったテラコッタで作られたキリスト像が目を引きます。 
教会内部ガウディが描いた森のようなイメージの教会内部はラテン十字形の構造となっており、木の幹と枝を思わせる二重螺旋形状の列柱が高くそびえています(聖歌隊席では15メートル、後陣では75メートルの高さに達します)。大きなステンドグラスやガラス窓を通して自然光を取り込むように工夫されています。聖歌隊席が周囲を巡るように壁に設置されています。 
生誕のファサード:Fachada de la Nacimiento  イエス·キリスト誕生の《希望と喜び》を表す東ファサードで、ガウディの生前に建設されました。自然美への参加と言える作品です。 
受難のファサード:Fachada de la Pasión  キリストの受難、死、復活と昇天を表すファサードで、正面入り口の広間は6本の柱に、2番目の広間は18本の柱に支えられています。ファサードに施された角ばった彫刻とブロンズ製の扉はジュセップマリアスビラクスの作品です。 
栄光のファサード  このメインファサードには、彫刻家ジュセップ·マリア·スビラクスが手がけたブロンズ製の7つの扉が配されています。中央扉には主の祈りの全文がカタルーニャ語で、冒頭句《天にますます我らの父よ、我らの日用の糧を今日も与えたまえ》は50ヶ国語で刻まれています。

生誕のファサード 上部の彫刻は受胎告知

地下聖堂 Cripta

ガウディのお墓 Tumba de Gaudí
博物館の隅の窓越しから見える、地下聖堂に静かに眠るガウディのお墓

  サグラダ·ファミリア:昔と今の私的な感想

色鮮やかで美しい教会内部のステンドグラス

私が初めて訪れた時は、完成まで100年後とも200年後とも言われた頃。まだ教会内部も屋根も無く、狭い塔の螺旋階段を徒歩で登り「教会内部がここにできるんだなぁ〜、どんな風に完成するのだろう?」と、気が遠くなる想いで塔の上から眺めていました。

2010年にサグラダ·ファミリアは、未完成ながらローマ法王から教会として正式に認定されています。その献堂式に向け、また建設技術が向上した事も合わせ、建設が急ピッチで進みました。

外の光がステンドグラスを通り教会内部に差し込んでいる様子

今回訪れて見ることができた教会内部の祭壇、色彩豊かで美しいステンドグラス、細部にわたる彫刻、柱、天井、床の完成した様子は、前回訪れた時に抱いた私の想像をはるかに超える、壮大で幻想的な美しい神聖なる空間でした♪

外観の生誕のファサード、受難のファサード、塔や扉や彫刻など、一つ一つ細部まで凝視すれば、いくら時間があっても足りないくらい見応えのあるものばかり!サグラダファミリアは、まさに天才建築家ガウディの傑作中の傑作です。

  地下の博物館

重力を利用した設計方法

地下の博物館 Museo は、薄暗かった以前に比べて明るくなり、見学しやすかったです。サグラダ·ファミリアの歴史。ガウディの写真。ガウディの書斎レプリカ。彫刻の模型作りの作業室。サグラダ·ファミリア完成模型。サグラダ·ファミリア建設に関する貴重映像の上映(上映時間約10分)もあったりと充実していました。

ガウディの書斎を再現したもの

作業中の彫刻の模型作業室

羊や鶏がいる野原に建設中のサグラダファリアの当時の写真は、今では想像し難いくらい長閑な雰囲気です。興味深い建築資料が多く展示されていて、建築専門家でなくとも、サグラダファミリアの歴史を知る上で必見な博物館です♪

書籍やグッズが揃う売店

博物館内や出口付近にお土産屋さんがありました。サグラダ·ファミリアに関するガイド本をはじめ、サグラダファミリアの模型、ポスター、Tシャツ、アクセサリー、マグカップ、キーホルダー、文具など、お土産に購入したいグッズが多数揃っていました。

  エレベーターで塔の上へ!

ガウディ広場から見るサグラダファミリア

塔へ上がるのを心待ちにしていたのですが、訪れた日は悪天候のため、塔のエレベーターは運転停止されていました。ガーン!

エレベーターに登れなかったので、念のため《エレベーター料金の返金》について係員に聞いてみると、公式サイトでチケット購入した場合に限り返金されるとの回答でした。クレジットカードでの購入の場合は、月末に同クレジットカードに返金。デビッドカード(キャッシュカード)での購入の場合は、2週間後に同カードに返金されるとの事でした。本当に返金されるのかな?

【追記】
私はクレジットカードでのオンライン予約。サグラダ·ファミリアに訪れたのは、11月26日だったので、11月末の返金は無理そうかなぁと諦めていましたが、なんと数日後に返金のお知らせメールが届き、11月最終日にクレジットカードへ返金されてました。事務局がしっかりしているのも素晴らしい♪

  さいごに

2026年栄光のファサード。サグラダファミリア完成図

今回は残念ながら塔の上には登れなかったけれど、きっと「またお参りに来なさいね」という思し召しかなっ。

サグラダ·ファミリアの完成予定は、ガウディ没後100年の2026年とのこと。完成予定まで残すところ8年です。

訪れる度に魅了される、何度でも訪れたいサグラダ·ファミリア教会です♪

  サグラダ·ファミリア情報


Basílica de la Sagrada Família
サグラダ·ファミリア教会
http://www.sagradafamilia.org/

オンライン入場チケット公式購入サイト
http://www.sagradafamilia.org/en/tiquets/
https://www.clorian.com/
※私がチケットを購入したのは《clorian》サイトから。2つ以外からのチケット購入の責任は追いませんと公式サイトに記載がありました。
チケットの種類は数種あります。私が今回購入したのは、入場チケット+生誕ファザード側の塔へ登るエレベーター+日本語オーディオガイド付きのチケット(€29/大人一人)です。





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